◆「くすり以外のサービスを提供しなければ日本市場での成長は難しい」。都内で開催されたイベントでMSD日本法人幹部からIT技術を用いて医療上の課題を解決する「デジタルヘルス」への参入背景が語られた。製薬企業が長期収載品事業と決別し、新薬開発に回帰する“選択と集中”の時代。くすり以外のサービスとは衝撃の発言だった
◆市場の減速や医療環境の変化が製薬企業の事業活動に影響を及ぼす。これまで製薬企業が語るイノベーションは、くすりを生み出すための技術開発が主体だったが、患者の生命予後や治療成果を考えたとき、くすりだけでは解決できない課題もたくさん見えてきた
◆そこで生まれてきたデジタルヘルスという新機軸。IT企業と手を組み、くすりで解決できない医療サービスを模索する動きにつながっている
◆内資系企業でも大塚製薬やエーザイ、武田薬品、アステラス製薬などが乗り出す。ただ、個人的に期待したいのは、ジェネリック薬メーカーによるデジタルヘルス戦略という奇手だ。80%時代の差別化になるか。
ジェネリック薬メーカーのデジタルヘルス戦略
2016年10月24日 (月)
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