ムンディファーマは今秋、消費者向けのイソジンシリーズの新製品・新容量品をシオノギヘルスケア(塩野義製薬の100%子会社)から発売を開始したが、このほど都内で秋の新製品発売記念PRイベントが行われ、インフルエンザウイルスなどが流行する季節の感染対策に適した新製品3品が改めて紹介された。
ムンディファーマは今年4月、『うがいのイソジンから、総合感染対策のイソジンへ』を掲げ、製品ラインナップの拡充を行っている。イベントであいさつした木村昭介社長は、「4月からはシオノギヘルスケアという強力な販売パートナーの協力を得て、かなり力強い立ち上げとなった」と強調。
その上で、「われわれが総合感染対策を考えるに当たり、三つのポイントがある。一つ目が新製品の投入。二つ目が薬剤師や登録販売者にきちんと情報提供していくこと。三つ目が一般消費者に正しい感染予防という形で啓発活動していくことで、これら三つの活動を通じ、総合感染対策という観点から貢献できればとの考えで進めている」と述べた。
先頃、シオノギヘルスケアから発売されたのは、「イソジンのどフレッシュ」(第3類医薬品)、「イソジン泡ハンドウォッシュF」(指定医薬部外品)の新製品2品と、容量追加の「イソジンうがい薬C(200mLサイズ)」(第3類医薬品)の3製品。
「イソジンのどフレッシュ」は、携帯できる口とのどの殺菌消毒薬で、広範囲に直接噴射するツインノズルにより、イソジンの薬液がのどの奥で広がる。いつでもどこでもシュッとするだけで、簡単にのどの殺菌・消毒ができる。税別希望小売価格は12mL600円、25mL900円。
「イソジン泡ハンドウォッシュF」は、うがい薬と同じ有効成分ポビドンヨードを配合しており、ポビドンヨードは皮膚でも優れた殺菌、消毒効果を発揮する。泡タイプのため、小さな子供にも使いやすく、約250回使える(同社調査)。税別希望小売価格は250mL950円。
「イソジンうがい薬C」は、水に薄めず、そのままうがいをするだけで、インフルエンザウイルスやかぜの原因となるウイルス、歯周病をもたらすバクテリアに有効なだけでなく、同時に口臭まで1本でケアできる。メントール配合ですっきりと清涼感のある風味も特徴。4月に発売された480mLサイズに加え、今回は使い切りサイズ(200mL)が加わったことで選択肢が広がった。税別希望小売価格200mL500円。