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厚生労働省が発表した2006年医療施設(動態)調査の概況では、減少傾向だった病院数が、初めて9000を割り込んだほか、小児科や産婦人科を有する病院数が減少傾向にあることが明らかとなった。一方で、一般診療所は増加傾向にある。過酷な病院勤務に限界を感じ、診療所の開業を志向する結果となった。
06年調査では05年10月から1年間の結果がまとめられた。
それによると、06年10月1日現在の医療施設は17万4944施設で、前年に比べて1744施設増加した。ただ、9000台を維持していた病院数は、前年の9026施設から83施設減り、8943施設となった。
中でも、小児科、産婦人科、産科を標榜する施設は減少傾向にある。小児科の施設は、前年より79施設減って3075施設となり、3000割り込む可能性が現実味を帯びてきた。産科については、193施設で前年と変わらないが、産婦人科は1383施設で前年より40施設減となった。
また、療養病床再編の影響で療養病床を有する施設数も減った。病院は前年に比べ131施設減って4243施設。一般診療所は373施設減の2171施設だった。
一方で、「一般診療所」は年々増加している。前年より1167施設増え、9万8609施設だった。
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