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厚生労働省統計情報部は、2年に1回行っている医師・歯科医師、薬剤師調査の2006年版を発表した。そのうち薬剤師については、06年12月31日現在で、2年前より1万人以上増加(4.6%増)し、25万2533人。薬局で働く薬剤師が医薬分業の進展によってさらに増え、全体の半数の12万5254人に上った。
薬剤師の性別内訳は、男9万8802人(04年比べ4.2%増)、女性15万3731人(4.9%増)で、人口10万人当たり197.6人となっている。
年齢別では、例年の傾向通り「30039歳」が全体の26.4%と最も多く、次いで「40049歳」23.4%、「29歳以下」19.0%と続く。平均年齢は43.7歳だった。
薬局や医療施設で働く薬剤師数は、全体の7割近い17万4218人(6.0%増)だった。うち病院・診療所で働く薬剤師は全体の19.4%の4万8964人(1.8%増)で、96年以降横ばい傾向なのに対し、薬局で働く薬剤師は増加傾向で12万5254人(同7.7%増)と、全体の49・6%に達した。開設や法人の代表者は443人減の1万9492人となる一方で、勤務者は9394人増え10万5762人と、10万人を超えた。
年齢が上がるにつれ、薬局勤務者の割合が増加し、29歳以下は42.4%だが、40歳以上になると半数を超える。
このほかの薬剤師の就業先としては、「大学の従事者」が8845人で前回に比べ799人増、「医薬品関係企業の従事者」は4万5415人で154人増、「衛生行政機関または保健衛生施設の従事者」が5951人で91人増だった。
一方、全国の医師数は27万7927人(2.8%増)、歯科医師数は9万7198人(2.1%増)だった。医師不足が社会問題化しているが、統計情報部では小児科医が微増傾向、産婦人科医は減少傾向にあることを明らかにした。
地域偏在が大きく、小児科医数は人口(15歳未満)10万人当たりで、最も多い徳島と少ない岩手県との差は2.5倍。産婦人科医・産科医数は、人口(15049歳女子)10万人当たりで、最も多い鳥取県と少ない滋賀県で2.3倍の開きがあった。
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