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重篤副作用マニュアル‐10種類を追加

2007年12月14日 (金)

関連検索: 重篤副作用 厚生労働省医薬食品局 医薬品医療機器総合機構

 厚生労働省医薬食品局は13日、重篤な副作用の初期症状などで早く気づき、早く対処できるようにする「重篤副作用疾患別対応マニュアル」に、新たに薬物性肝障害など10の副作用を追加することにした。今後、内容を詰め、来年3月までに医薬品医療機器総合機構のホームページで公開する。

 マニュアルは、副作用の予防が狙い。患者と医療従事者双方を対象にしたもので、注意すべき初期症状や早期対応の方法、必要な検査、検査画像、発症機序、典型症例などを記載している。

 今回、追加することになったのは、▽薬物性肝障害▽麻痺性イレウス▽消化性潰瘍▽偽膜性大腸炎▽悪性症候群▽薬剤惹起性うつ病▽アナフィラキシー▽血管性浮腫▽喉頭浮腫▽非ステロイド性抗炎症薬による蕁麻疹/血管浮腫””の10種類。

 マニュアルは、関係学会と日本病院薬剤師会が案を作成し、同局の「重篤副作用総合対策検討会」の検討を経て、まとめられる。

 マニュアルづくりは4年計画で2005年度からスタートし、既に19の副作用について公表、今回のを合わせると29となる。現在、26の副作用のマニュアルが策定作業中。今後もマニュアルを作る副作用が追加される予定。

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