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【人事院】薬剤師の初任給20万6800円‐3年連続で引き上げ勧告

2016年08月10日 (水)

 人事院は8日、2016年度の国家公務員給与である月例給(基本給)を0.17%、ボーナス(期末・勤勉手当)も0.1カ月分引き上げるよう国会と政府に勧告した。4月分の減額前給与が民間よりわずかに下回ったことから、俸給表の水準を引き上げると共にボーナスに当たる特別給の支給額を増額する。病院等に勤務する薬剤師は医療職俸給表(二)が適用され、6年制薬剤師の初任給(2級15号俸)は20万6800円となり、昨年に比べて1500円アップしたが、引き上げ額は一昨年の2600円に比べて減少した。引き上げ勧告は3年連続となる。

 国家公務員の給与は、民間企業の4月分の給与を調査した上で比較し、官民差を埋めることを基本に勧告を行っている。特別給(期末・勤勉手当)についても、民間ボーナスの過去1年間の支給実績を把握し、国家公務員の支給月数を合わせている。


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