エーザイと、NTTアイティ、NTT東日本は11日、医療・介護における多職種連携事業を開始すると発表した。2025年をメドに、重度の要介護となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けていくための地域包括ケアシステム構築が政府のもとで推進される中、3社は医療従事者と介護従事者が連携するための情報共有基盤からその後の連携支援までをサポートする。
今回の3社協業は、NTT東日本とエーザイが品川区の多職種連携研究会「品川Dementiaネットワーク研究会」の協力を得て、2014年5月から昨年1月までの間、品川区の医師会と共同で、多職種の関係者によるICTパイロットシステムのトライアルを行ったのがきっかけ。パイロットシステムを用いて患者のフォローアップを行うことにより、日常生活動作の向上、要介護度の改善が観察されるような事例が認められ、品川区を含む全国16カ所で行ったトライアルでも、在宅患者の課題把握やその解決に有用である結果が示された。
これを受け、本格的な多職種連携事業に参入する。
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