三共は5月23日、非ステロイド性抗炎症剤含有の経皮吸収型鎮痛・抗炎症剤「ロキソニンパップ100mg」(一般名:ロキソプロフェンナトリウム)を発売した。変形性関節症、筋肉痛、外傷後の腫脹や疼痛を抑える。
ロキソニンは錠剤と細粒があったが、今回の貼付剤は1日1回の貼付で薬効を発揮するため、コンプライアンスの向上が期待されるという。薬価は1枚53・50円。
同剤は、リードケミカルが製造、三共が販売を担当し、初年度には15億円、ピーク時には100億円の売り上げを見込む。
三共は、同剤の発売によってロキソニン全体の薬価引き下げの影響をカバーしたい考え。7・5%の引き下げがあったが、2006年度は前年度並みの285億円の売り上げを計画している。そのため同社は、MR1300人体制で整形外科、内科、外科を中心に営業活動を展開するという。