|
日本SMO協会(JASMO)は5月30日、都内で2006年度総会を開催し、予算案や各委員会の活動状況報告、新役員の紹介を行った。新しく会長になった天本敏昭氏は、「今後、協会がどのような方向に進むべきか、探っていくことが課題である」とあいさつした。また、業界内で波紋を広げていたCRCの呼称について、菊池康基副会長は、日本臨床薬理学会とCRC連絡協議会の要請を受けて検討した結果、現在の「日本SMO協会認定CRC」から、「日本SMO協会公認CRC」へ変更することを決めた経緯を報告した後、総会に諮り正式に了承された。JASMOは、会員の名詞などに記載されている「認定」を「公認」へ変更するよう求めた。
天本氏は、JASMO会員数は55社に減少したものの、売上規模は03年の213億円(調査回答41社)から337億円(33社)へ拡大していることから、「SMOは、確実に成長している状況にある」との認識を述べたほか、「いまだにSMOとは何か、という質問もある。医薬品開発に大きな役割を果たしている事実を、データを収集してPR広報に努めたい」と抱負を語った。