帝人グループで睡眠関連のマーケティング会社「ねむログ」は、呼吸を整えることで寝付きをサポートするウェアラブルセンサーとスマートフォン用アプリのセット製品「ツーブリーズ」の販売を開始した。医療機器を扱うイスラエルのベンチャー「ツーブリーズテクノロジーズ」から導入し、世界に先駆けての販売となる。初年度1万台を販売目標としている。
ツーブリーズは、腹部に着用するウェアラブルセンサーと専用アプリがセットになった休息ソリューション。ウェアラブルセンサーが、入眠しようとする利用者の呼吸を読み取り、Bluetoothでスマートフォンなどの端末に呼吸のパターンが送信される。その後、スマートフォン内の専用アプリが利用者の呼吸パターンを検知して、「ガイド音」への変換を行い、利用者に対してガイド音に合わせてゆっくりと呼吸をするように導き、リラックスした状態での寝付きをサポートする。
呼吸パターンから利用者が睡眠に入ったと判断すれば、端末のアプリとセンサーが自動的にシャットダウンし、睡眠に入るまでの時間や呼吸リズムを自動で記録する。利用者の呼吸パターンを収集することで、ビッグデータとしての活用も検討している。
通常価格は税抜き2万円で、5月31日までは特別価格1万5000円。対応端末は、各種iPhoneとiPadで、購入以降のアプリなどでの課金はないとしている。販売方法は専用サイトによる通信販売のほか、法人向けにヘルスケアサービスを提供している丸の内ヘルスケアラウンジに委託販売を行うとしている。