セガミメディクス/セイジョーの経営統合‐共同持株会社「ココカラファインホールディングス」設立へ

2007年11月16日 (金)

　経営統合に向けた協議を進めていたドラッグストア大手のセガミメディクス(本社大阪市、社長瀬上修氏；以下セガミ)とセイジョー(本社東京都、社長塚越厚志氏)は15日、来年４月１日に両社の株式移転による共同持株会社「ココカラファインホールディングス」（資本金１０億円、本社東京都）を設立すると発表した。新会社の代表取締役会長に瀬上修氏、同社長には塚本厚志氏が就任する予定。経営統合後の中期５カ年計画として２０１３年３月期に連結売上高２５００億円、連結経常利益１５０億円、店舗数１０００店を目指していく方針。

　株式移転ではセガミ株１に対して共同持株会社株式１を、セイジョー株１に対し１・１を割り当てる。２社は来年３月２６日にそれぞれ上場廃止となり、新会社を４月１日に東証に上場する予定。今後、２社はホールディング傘下企業としてそれぞれ社名を存続。既存エリアの店舗運営などを手がけていくことになる。

　セガミは関東から九州の太平洋ベルト地帯に子会社を含め３４１店舗を、セイジョーは関東、東海地区を中心に２６０店舗をそれぞれ展開。経営統合により約６００店となる店舗網を生かし、業容拡大を計ると共に、シナジー効果やスケールメリットを生かして、さらなる成長を図る考え。国民のトータルな健康促進に貢献することでＣＳＲを果たし、「日本を代表するドラッグストアチェーンを目指す」としている。

　共同持株会社ココカラファインホールディングスの役員就任予定者は次の通り。

　代表取締役会長瀬上修（現セガミ代表取締役社長）、同社長塚本厚志（セイジョー代表取締役社長）、取締役上田清（セガミ常務取締役）、同齊藤正人（セイジョー取締役副社長）、同濱野和夫（セガミ常務取締役）、同橋爪薫（セイジョー専務取締役）、同重田陽平（セガミ取締役）、同鈴木芳孝（セイジョー専務取締役）、監査役竹本雅俊（セガミ監査役）、同小菅泉（セイジョー監査役）、同関口要藏