厚生労働省は22日、中外製薬とエーザイの催眠鎮静剤「フルニトラゼパム」(販売名:ロヒプノール静注用、サイレース静注用)に重大な副作用として、死亡例を含め呼吸抑制関連の副作用が報告されたことなどから、添付文書の「使用上の注意」を改めるよう製造販売業者に指示した。
フルニトラゼパム注射剤については、添付文書の重要な基本的注意の項に関する記載で、投与前に昇圧剤等の救急蘇生剤、必要に応じてベンゾジアゼピン受容体拮抗剤のフルマゼニルを手元に準備しておくことなどを追記。投与中はパルスオキシメーターや血圧計等を用いて継続的に患者の呼吸・循環動態を観察するよう促した。
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