医薬分野特許翻訳者育成へ‐4月以降に東京、大阪で講座を開催 アスカコーポレーション、知財コーポレーション

2016年03月07日 (月)

 医薬関連の翻訳サービスを展開するアスカコーポレーション(大阪市、社長石岡映子氏)と特許翻訳が専門の知財コーポレーション(東京都、社長浜口宗武氏)は、医薬分野の特許翻訳者を共同で育成する取り組みをスタートさせる。4月以降、特許翻訳の専門家を講師に招き、東京、大阪でそれぞれ講座「Medi Pat-医薬特許翻訳を学ぶ」を開催する。

 現在の産業翻訳業界は▽IT▽特許▽機械/産業関連の順に市場性が高いが、「バイオ・医薬関連分野では、その技術分野に対応できる特許翻訳者が不足しているのが現状」(石岡氏)という。そうした背景から、医療翻訳分野に特化するアスカと、特許翻訳で実績のある知財の2社のそれぞれの特徴を生かしながら医薬分野の特許翻訳者の発掘と育成に向けた講座を行う。

 対象は、医薬・化学・バイオ分野の翻訳者で特許翻訳を身につけたい人や、化学の特許翻訳者で医薬の特許翻訳を学びたい人で、全4回実施する。講座では、医薬分野の明細書に焦点を当て、特許法の基礎知識および特許翻訳に必要な考え方と実際の明細書翻訳にどう反映させるのかを学習。医薬の特許翻訳者として考えなければいけない事項を習得し、自立して医薬特許翻訳を行える人材育成を目指す。講師からの翻訳課題の翻訳文を評価・添削し、今後の学習継続に関する指針を記載して返却。優秀者は、両社の医薬分野の特許翻訳者としての登録も行える。

 定員は東京、大阪ともに各10人。問い合わせはアスカコーポレーションTEL06.6202.6272、知財コーポレーション03-5909-1183。



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