米ブリストル・マイヤーズスクイブ(BMS)は、プラチナ製剤で抵抗性を示す再発・転移性頭頸部扁平上皮癌(SCCHN)患者を対象とした抗PD-1抗体「オプジーボ」(一般名:ニボルマブ)の第III相試験「CheckMate-141」で、ニボルマブ単剤療法群が対照群の治験担当医師が選択した治療法群に比べ、有意な延命効果を示したとの速報結果を発表した。独立データモニタリング委員会による評価で主要評価項目を達成したことが認められたため、試験の早期終了を決めた。今後、最終データの解析を完了させ、結果を公表する。
同試験は、プラチナ製剤による治療後6カ月以内に進行したSCCHN患者361人を対象とした試験。ニボルマブ3mg/kgを静脈内投与する群と、治験担当医師がセツキシマブ、メトトレキサート、ドセタキセルのいずれかを選択して投与した群を2:1の割合で無作為に割り付け、有効性と安全性を評価した。