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国立社会保障・人口問題研究所が発表した2005年度社会保障給付費の概要によると、給付費総額は2.3%増の87兆9150億円で、過去最高を更新した。その中で医療は3.6%増の28兆1094億円だった。
対国民所得比は23.91%で、前年度より0.22ポイント上昇。国民1人当たり給付費は68万8100円で、前年度より2.2%増えた。
部門別に見ると、▽医療が28兆1094億円(構成比32.0%)▽年金46兆2930億円(52.7%)▽福祉・その他が13兆5126億円(15.4%)――となっている。伸び率は、医療が3.6%で前年度の2.0%を上回ったほか、年金は1.7%、福祉・その他も1.5%の伸びと、前年度を下回った。
社会保障財源は、収入が117兆5220億円で、前年よりも19%増加した。項目で最も多い割合を占めたのは社会保険料で54兆7072億円(収入総額の46.6%)、次いで税が30兆0848億円(25.6%)だった。伸び率は社会保険料は3年連続マイナスだったが、今回は1.8%増、税は3.9%増だった。
- 04年度の社会保障給付費は過去最高の85.6兆円
2006年10月31日
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