沢井製薬の澤井光郎社長は10日に都内で記者会見し、「(現状よりも)2倍近いスピード感でジェネリック医薬品(GE薬)の使用促進が打ち出される制度が必要」との認識を示した上で、自社生産体制としては「70%時代への準備はできている」と述べた。
GE薬の数量シェアは、2015年9月で55%に達したが、17年央の70%達成のためには現状よりおよそ15%上昇させる必要がある。澤井氏は、GE薬数量シェア70%に向けた増産体制に自信を示しつつも、「懸念は80%時代」との認識を示した。18年度以降に向け、設備投資を進める予定ではあるが「来年の使用促進策が、勢いが衰えないようなものになるのか、どの時点で80%と見込めるかどうかをしっかりと判断していく必要がある」と説明した。
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