文部科学省は、2014年度の大学等における産学連携の実施状況を調べた結果、民間企業との共同研究費の受け入れ額が初めて400億円を超えたと発表した。また、特許権実施等件数が1万0661件と、初めて1万件を突破。特許収入額も前年度より減少したものの、約21億円と20億円台は維持した。一方、治験等の受け入れ額は前年度に比べて10.6%と大幅に減少した。
調査は、全国の大学等1085機関を対象に、昨年度に行われた民間企業との共同研究や受託研究、治験実績、発明状況等、産学連携の実施状況をまとめたもの。その結果、民間企業との共同研究費の受け入れ額が約416億円と、前年度に比べて約26億円(6.6%)増加し、初めて400億円を超えた。共同研究の実施件数は1万9070件と、1189件(6.6%)増加した。そのうち、中小企業と行った件数は5373件と、前年度比9.1%増えた。
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