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CROのACRONETは23日、株主総会、取締役会で新しい社長に、専務取締役だった植松尚氏を選任した。設立から3年の間に岡部博行前社長による事業基盤固めが完了し、臨床開発業務に精通する植松氏にバトンタッチすることで、CRO業務の強化を図り、一段高い成長軌道に乗せるのが狙い。岡部前社長は顧問に退く。
植松新社長は、外資系製薬企業で臨床開発に長く携わり、その後同社に移り、2005年5月から専務取締役を務めてきた。62歳。
植松新社長は「ITのスペシャリストとして、ITを駆使して、専門性、コンサルタント機能、国際化を強化することで高品質のCROを目指す」と抱負を述べ、サービスを支える人材育成の強化を最優先事項に取り組む方針。
代表取締役には植松氏のほか、常務として中島郷希氏(経営企画部長)も選任され、2名体制となる。