住友商事は、都内でドラッグストア25店舗を展開するコーエイドラッグ(東京都品川区、社長広瀬泰三氏)の買収を発表した。コーエイの発行済み株式の100%を6月20日付で取得する。住友商事は子会社の住商ドラッグストアーズを通じ「トモズ」「アメリカンファーマシー」「メディコ」のストアブランドで、東京・神奈川・埼玉を中心に70店舗を展開している。主に東京の城南、城西地区で展開するコーエイの25店舗が加わることで、住商グループとしては100店舗弱の規模となる。
今回、住友商事とコーエイドラッグでは、[1]21世紀型セルフメディケーションに対応した新しいドラッグストアの業態創造を行っていく[2]両社の経営ビジョンが共有でき、調剤併設型のドラッグストアとしてドミナントエリアの補完ができる[3]コーエイでは新業態として、薬・ハーブ・サプリメント・アロマセラピー・ビューティーの専門家が顧客一人ひとりに最適な健康と美を提案する「コンシェルジュ・ラヴィ」を展開しているが、この業態確立と店舗展開において強力なパートナーシップが期待できる――などの点で、事業上のシナジーが大きく発揮できるとの判断で合意に至った。