ライオンは、ストレスフルな現代を生きる女性の“健康と美”を確かな根拠に基づき、体の内側からサポートしていく新ブランド「健美創研」を立ち上げ、機能性食品市場へ参入する。「健美創研」ブランドから天然系快眠サポート飲料「グッスミン」、美容サポート飲料「キュプルン」の2品を発売するほか、グロンサンシリーズからは天然系活力酢のトマト酢などを配合した「グロンサントマトの赤酢ドリンク」の計3品を6月6日から新発売する。今期(12月まで)の販売目標は3品で20億円とし、1年後は30億円を目指す。
ライオンは昨年、05年から09年までの5カ年を期間とした新中期経営計画(略称VIPII09計画)を策定しており、この中では企業成長の牽引役として薬品事業を位置づけている。独自技術を活用した大衆薬の新製品開発と大型ブランドの開発、さらに機能性食品分野を加えて総合大衆薬メーカーを目指し、09年での薬品事業の売り上げ目標として800億円を掲げている。同社では今回の新ブランド飲料を含め「特定保健用食品の展開も視野に入れ、薬品事業の売上高800億円の1割を機能性食品分野で達成したい」(川島元樹薬品企画部長)としている。