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ワイスは、2010年までに売上高を現在の6割増の1000億円以上を目指す。承認申請している小児用肺炎球菌ワクチン「プレベナー」ほか、4品目の新薬を成長ドライバーにする。倉田進社長は、目標達成のためには「ドラッグラグなく上市し、患者に届けることが重要だ」と述べ、新薬が増えるのに合わせ、マーケティング機能を中心に新組織の構築を進める姿勢を示した。
同社の06年度売上高は609億7400万円。主力品は関節リウマチ剤治療薬の「エンブレル」
成長ドライバーの4品目は、既に承認申請しているプレベナーや腎細胞癌治療剤「トーリセル」と、今年中に申請を目指している抗菌剤「タイガシル」、骨粗鬆症治療剤「ビビアント」
倉田社長は、目標を達成し、その後も持続的な成長を続けるためには、「(海外パイプラインの)導入、販売を円滑に行える組織体制が必要」と強調。研究開発面では250人体制で十分に対応が可能なものの、マーケティング面では人材などが不足していることから、年内にも国内でのマーケティング機能などを強化する方針を示した。
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