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日本保険薬局協会(NPhA)と日本ジェネリック医薬品学会(GE学会)は、10月を「ジェネリック医薬品普及強化月間」に定め、多彩な活動を展開すると発表した。NPhA会員薬局では、ジェネリック(GE)医薬品についてのパンフレットやリーフレットを配布するほか、GE学会が作成した「推奨ジェネリック医薬品リスト」を活用し、薬局での備蓄体制強化にも取り組む。期間中は医療シンポジウムを開催して、一般消費者への啓蒙が行われる。この月間は、厚生労働省と健康保険組合連合会からの後援も得ている。
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GE学会では、使用頻度の高い先発品をリストアップし、これに該当するGE医薬品500品目の「推奨ジェネリック医薬品リスト」を作成している。強化月間では、このリストのうち300品目を在庫する店舗に、学会制作の「ジェネリック医薬品推奨マーク(ゴールド)」を配布(有料)して、患者がGE薬にアクセスしやすい環境を整えていくことにしている。
“ゴールドマーク”が配布された薬局は、健保連から各保険者に「薬局リスト」が通知されるほか、GE学会ホームページ上に「薬局リスト」が公開される。
NPhAでは、期間中に会員薬局約6000店舗のうち、半数近くが“ゴールドマーク”を取得するのではと期待している。
また、期間中の10月26日には、東京有楽町の朝日ホールで「使ってみよう!ジェネリック医薬品」をテーマに、一般向けの医療シンポジウムが開催される。シンポジウムでは、厚労省医政局の武田俊彦経済課長、GE学会の武藤正樹理事長による基調講演、パネルディスカッションなどが予定されている。