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メディセオ・パルタックホールディングスと完全子会社のパルタック、小林製薬と連結対象子会社のコバショウの4社は26日、来年1月1日に株式交換によってコバショウをメディ・パルHDの完全子会社とし、4月1日にはパルタックを存続会社、コバショウを解散会社として合併することで合意した。記者会見でメディ・パルHDの熊倉貞武社長は、メディ・パルという業態卸を確固たるものとする合併だと位置づけ、パルタックの三木田國夫社長は、効率的サプライチェーンマネジメントの実現や業態卸機能の向上に加え、営業エリアの拡大による唯一の全国業態卸の達成、卸機能の一本化、流通の効率化などの効果を説明した。
また、小林製薬の小林豊社長は、「パルタックとの合併は、企業価値を向上させるベストな選択肢だ」と強調する一方、コバショウの20%株主であるスズケンの了解を得ていないことを明らかにし、「今後も真摯に説得していく」との意向を示した。
合併後、パルタックの代表取締役には小坂晴良氏(コバショウ社長)、取締役には竹澤章好氏(コバショウ専務)が就任する予定。
パルタックの今年3月期売上高は4934億4000万円、コバショウは1658億4400万円で、単純合算売上高は6592億8400万円に達する。
両社の合併は、パルタックの主要取扱い品目である化粧品、日用品、一般用医薬品と、コバショウの取り扱う一般用医薬品、健康食品、日用品等を合わせることで、営業・流通網の拡大、ロジスティックスサービスの一層の高度化を図り、顧客起点の卸機能を有する「次世代の業態卸業」を目指すことを目的に行われる。
コバショウの株式は、親会社の小林製薬が74・2%を持っているほか、大手卸のスズケンが20%を所有しており、スズケンが合併に反対の意向であったことが大きなネックとなっていた。今回、コバショウの全株式をメディ・パルHDが取得することを発表したが、20%の株式を保有するスズケンというハードルは存在する。
株式交換比率はメディ・パルHD1:コバショウ507・45。交換後に小林製薬は、メディ・パルHDの2%の株式を持つことになる。
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