第一三共ヘルスケアは、解熱鎮痛薬「ロキソニンS」のシリーズ品として、胃を守る成分を追加配合した「ロキソニンSプラス」(第1類医薬品)を22日に新発売する。痛みの原因物質をすばやく抑える鎮痛成分“ロキソプロフェンナトリウム水和物”を含有する配合剤として、初めての製品となる。「ロキソニンS」の優れた効果と同時に、胃へのやさしさも重視する消費者のニーズに応え、発売するもの。
同社では2011年1月、ロキソプロフェンナトリウム水和物を国内で初めて含有した解熱鎮痛薬「ロキソニンS」を発売。解熱鎮痛薬としては26年ぶりのスイッチOTC(第1類医薬品)となった同品は、頭痛や生理痛などへの優れた鎮痛効果から、発売から4年間の累計販売数は3600万個を超えている。
新製品の「ロキソニンSプラス」は、胃への負担が少ないプロドラッグ製剤(体内に吸収されてから活性体に変換されて効果を発揮することから、胃内通過時に起こる直接刺激による胃粘膜への負担を抑えられる特徴がある)である「ロキソニンS」の特徴に加え、胃を守る成分“酸化マグネシウム”を新たに配合することで、胃への負担のさらなる軽減を実現した。
このほかにも、眠くなる成分(鎮静催眠成分)は含まず、小型錠で飲みやすく、成人(15歳以上)1回1錠でよく効く──なども特徴。ブルーを基調としたパッケージの「ロキソニンS」に対し、女性の声を参考にし、親しみのあるピンクを基調としたデザインを採用。さらに、ブランドロゴを“ゴールドの光沢箔”であしらい、やさしさや安心感と共に高品質感を表現している。税別希望小売価格は12錠698円。
また、「ロキソニンSプラス」の発売に合わせて、「ロキソニンS」のパッケージもリニューアル。外出先にも持ち運びしやすいスリムパッケージで、シリーズとして統一した視認性の高いデザインとなっている。
同社では引き続き、「ロキソニンS」シリーズを通じて、頭痛・生理痛に悩む人のQOL向上に貢献していくと共に、「第1類医薬品として、製品の適正使用の推進に重点を置いた情報提供活動に努めていきたい」とする。