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アステラス製薬が販売している抗生物質「セフゾン」の結晶形に関する特許が、大洋薬品工業が発売した同剤の後発品によって侵害されたとして、アステラスが大洋薬品を相手取って製造販売の差し止めなどを求めた特許侵害訴訟の控訴審で、知的財産高裁は10日、第一審で主張が退けられた大洋薬品が行った控訴を棄却するとの判決を言い渡した。
アステラスが2008年8月まで存続しているという結晶形特許が有効と認められた形。大洋薬品は「まだ判決文をよく読んではいないが、アステラスの特許は無効と確信している。即刻上告する手続きをとる」とし、最高裁で争う構え。
セフゾンをめぐってはアステラスは、特許侵害訴訟とは別に、大洋薬品の後発品の発売によって失った利益を損害賠償するよう8月に東京地裁に提訴している。アステラスは、今回の判決は、損害賠償訴訟でも有利に影響するとみている。
大洋薬品によると、別途、特許庁に対しアステラスの特許の無効審判を請求している。
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