埼玉県は、今年度第1回買い上げ検査で、「EOO+SX」(輸入元・発売元:エオープラス=東京都江戸川区)など5品目から、医薬品成分が検出されたことを明らかにした。県民には健康被害が発生する恐れがあるので購入しないようホームページ等を通じて、注意喚起を図った。
同県薬務課ではいわゆる”健康食品”について、県民への健康被害や不正表示による被害を未然に防止するため、強壮用健康食品及びダイエット用食品の買上げ検査を実施しており、今回はインターネット等で購入した45品目について同県衛生研究所で検査した。
その結果、医薬品成分が検出されたのは、▽EOO+SX▽Lipodrene(製造:Hi-Tech Pharmaceuticals, Inc.)▽Stimerex”ES(同)▽Lipo 6 Ephedra Free(開発・製造:Nutrex Research Inc.)▽Ultra ex.lax(製造:Novartis ConsumerHealth, Inc)””の5品目。このうち、「Ultra ex.lax」は米国で、承認を受けた医薬品であるものの、購入先ホームページには医薬品である旨の記載がなかったほか、他の製品からはタダラフィルやヨヒンビンなどが検出された。
同課では、当該製品の購入先等と輸入元を所管する東京都に通報する一方、県民にも注意喚起を図った。現時点では健康被害は報告されていないという。