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お薬手帳に「血のシール」

2015年04月01日 (水)

◆埼玉県の朝霞地区薬剤師会は、県の委託事業として抗凝固療法などを行っている患者を対象に多職種連携のシステム構築を目指した取り組みを行っている。この事業を始めるきっかけは、同地区の医師会が行ったシンポジウムだったという
◆抗凝固療法を行っている患者は痣ができやすいが、勝手に中断すると非常にリスクが高くなる。シンポジウムである医師がこのことを指摘、勝手に中断しないよう患者情報を医師、歯科医師、薬剤師と共有できるような仕組みを作れないか訴えた
◆それを受け同薬剤師会は、共有のツールとして「血のシール」を作成。これをお薬手帳に貼り、その裏側にどのような抗凝固療法を実施しているのか、また、薬剤師も同療法中断の疑義照会を行いやすいようにと検査値も導入することにした。さらに、お薬手帳はケアマネも見られるようにした
◆この取り組みは医師や歯科医師から高い評価を得ているが、まだ地域へは浸透していない。多職種連携の一つのツールとして、このシステムが広がっていくことを願う。



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