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中央社会保険医療協議会は8月29日の総会で、臨床検査2項目について、保険適用することを決めた。いずれも測定項目は新しくないが、測定方法が新しい品目である区分E2。
◇淋菌核酸増幅同定精密検査(日本ベクトン・ディッキンソンが申請):測定方法はSDA(Strand Displacement Amplification)法。主な測定目的は、尿、子宮頸管擦過物、男性尿道擦過物または咽頭擦過物中のナイセリア・ゴノレアDNAの検出。保険点数は微生物核酸同定・定量検査「3」淋菌核酸増幅同定精密検査に準じて210点。月1回、微生物学的検査判断料150点が算定できる。
◇フィブリンモノマー複合体定量精密測定(日水製薬):測定方法はEV‐FIA(エバネセント波蛍光免疫測定法)。主な測定目的は、血漿中可溶性フィブリンモノマー複合体の測定(DIC、静脈血栓症または肺動脈血栓塞栓症の診断及び治療経過の観察)。保険点数は出血・凝固検査「22」フィブリンモノマー複合体定量精密測定に準じて240点。月1回、血液学的検査判断料135点が算定できる。
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