東京都薬事審議会が20日に開かれ、薬事法や登録販売者制度の改正、薬局・薬剤師による在宅療養支援の推進策、危険ドラッグ対策の強化策などについて意見交換した。消費者代表の各委員からは医薬品のネット販売解禁によって医薬品や危険ドラッグと区別がつきにくい健康食品等の流通を危惧すると共に、規制の強化などを求める意見があった。薬事関係業者代表委員の山本信夫東京都薬会長は、薬にかかわる問題については、地域の薬局・薬剤師のさらなる活用を訴えると同時に、くすり教育の充実に向け学校薬剤師の活躍の場を広げる必要性を強調した。
会議では、薬事行政に関する最近の法改正等と東京都の対応状況などの報告をもとに議論した。この中で、医薬品のネット販売解禁と関連して、事務局は大手インターネット・オークションサイトで、医薬品がオークションにかけられている事例があり、サイト運営者の協力を得て対応している状況を紹介した。
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