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これまで日本人は?指先が器用?というイメージが内外に定着していたが、その現実はどうか。救急絆創膏「ケアリーヴ」ブランドを販売するニチバンは、20060代の男女2810人を対象にアンケートしたところ、現代の子どもは不器用だと思っている人が8割を占めるという結果が示された。
「指先から見た現代日本人」と題した調査は、今年405月にかけてインターネットで実施した。内訳は男性800人、女性2010人。
現代の子どもは指先が器用かどうかの質問では、「どちらかというと不器用だと思う」が70.6%で、「不器用」の9.7%を合わせると、80.3%の人が不器用だと感じていた。次に、これら不器用と感じると回答した約8割の人に、その原因を聞いたところ(複数回答)、最も多かったのが「包丁やナイフなど危険物から遠ざけられている」で63.4%、以下は「あやとりや折り紙など指先を使う遊びが少なくなった」57.7%、「家事の手伝いをしなくなった」51.9%、「パソコンや携帯の普及で字を書く機会が減った」48.1%などと続いた。
一方、自分自身の器用さに関しては、「どちらかというと器用だと思う」が45.5%、「器用」が10.1%で、これらを合わせると、自分は器用だと思っている人は半数強(55.6%)となった。しかし自分の字に関して「自信がある」とした人は、2割に満たなかった。
1年間に年賀状や暑中見舞い以外で、手書きの手紙やハガキを書くかどうかでは、「ほとんどない」が37.6%、「102回」も23.8%であった。近年ではパソコンやインターネット、携帯電話の普及によって文字を書く機会が減っており、こうした背景も自分の字に自信がない人の増加をうかがわせる結果となった。
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