日本薬剤師会は、消費者庁が8月28日付で行った「食品の新たな機能性表示制度に係る食品表示基準(案)」の意見募集に対し、機能性表示が「医薬品の効能・効果」と十分に判別できる必要があることや、平易な言葉、誤解されない表現を用いる等の措置の必要があるなどとする意見を提出した。2日の定例会見で寺山善彦専務理事は、「届け出制になったので、その中身を販売者や買う人がよく知った上で、健康被害に合わないよう摂取することが大事」とし、意見提出の趣旨を説明した。
日薬の「意見」は、▽届け出の内容について広く閲覧できる体制を構築すべき▽機能性関与成分の含有量について、誇張した表現や表示にならないよう、その他表示項目に準じた適切な大きさでの表記等をすべき▽医薬品のみならず他の機能性表示食品(健康食品)との相互作用などが十分に考えられ、医薬品と同様に医師・薬剤師に相談する旨、注意喚起表示を行うべき――などとしている。
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