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【協和発酵キリン】癌免疫療法でAZと提携‐モガムリズマブの価値最大化

2014年08月04日 (月)
花井社長

花井社長

 協和発酵キリンは自社創製の抗CCR4抗体「モガムリズマブ」(開発コード:KW‐0761)をベースとする癌免疫療法に関する開発提携契約を英アストラゼネカ(AZ)と締結した。現在はリンパ腫治療薬として「ポテリジオ」の製品名で国内販売しているが、AZが開発中の抗PD‐L1抗体「MEDI4736」、抗CTLA‐4抗体「トレメリムマブ」との併用療法で固形癌を対象した第I/Ib相試験を進める。花井陳雄社長は7月31日の決算会見で、「モガムリズマブの価値最大化に向けて全方位でやっていくことが重要。フレキシブルに考えていく」とさらなる提携も選択肢としていく意向を語った。

 癌免疫療法は自己免疫システムを制御して癌細胞を駆逐する治療法で、新タイプの抗癌剤として製薬各社がグローバルで開発を活発化している。


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