◆中央最低賃金審議会が厚生労働相に答申した目安によると、最低賃金が引き上げられて全国平均で時給780円になる模様だ。16円の引き上げ幅は過去最高だという
◆今回の目安改定が話題を集めているのは、最低賃金で働いた場合の手取額と生活保護費との「逆転現象」が全国で解消される見込みになったことだ。日本国民の3大義務の一つである勤労を実現すべく、汗水流して一生懸命働いても生活保護受給水準より低いのでは「正直者が馬鹿を見る」典型であり、労働意欲を滅する根源にほかならない
◆種々の事情があって受けているのだろうから生活保護制度を否定しないが、相当数の不正受給が見られるのが現状である。ただでさえ少子化社会で労働人口が減っているのだから、これでは国家が健全に発展するわけがない
◆試験に合格した登録販売者、ましてや国家資格者である薬剤師の時給が780円であろうはずはないが、法治国家日本では多くの制度をよく理解し、労働、雇用のあり方についても考えておくことは大事なことではないか。
最低賃金が16円引き上げ
2014年08月01日 (金)
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