◆2014年度の調剤報酬改定で本来の「薬剤服用歴管理指導料」(41点)の算定率が、薬局によってずい分と差が出ている。超薄型のお薬手帳が超人気なほど、新設「34点」が大きな影響を及ぼしたようだ。本紙が4月前後の状況を全国の薬局を対象に調査した結果だ
◆改定の影響があった他の項目を見ると、4月以降、後発医薬品調剤体制加算は「非加算」が過半数に達し、基準調剤加算も「非加算」が4割に増えた。収入への影響については約6割が「減少した」と回答。必然的に、改定に対する「不満」の声は、「やや不満」を合わせ8割に上った
◆ところで今改定では、「服薬状況並びに残薬状況の確認及び後発医薬品の使用に関する患者の意向の確認のタイミングを、調剤を行う前の処方箋受付時とするよう見直す」と、至極当然のことが、わざわざ明記された
◆要件が満たされなければ「非算定」は当然のこと。明記されたことができなければ、どうなるのだろうか。患者と処方箋を見つめ直し、薬剤師の仕事を再認識する良いチャンスでは。
仕事を再認識する機会に
2014年07月23日 (水)
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