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新人薬剤師の退職理由から見えるもの

2014年07月18日 (金)

◆「苦労して採用したのに、とんでもない理由で早期に退職する薬剤師がいるので頭を抱えてしまう」。薬剤師不足が続く中、多店舗展開に取り組む、あるチェーン薬局の採用担当者からそんな嘆きを聞いた
◆採用した薬剤師を集合研修に送り込んだ。研修期間は約3週間。研修用に会社が用意した部屋はペットの飼育が禁止されていた。「ずっと飼っている猫と離れたくないので辞めます」。その薬剤師は去っていった
◆ある薬剤師を店舗に配属した。その店舗では定期的に薬局周囲の草むしりをしていた。「草むしりをするために薬剤師になったのではない」。憤慨したその薬剤師は退職したという
◆新人の早期退職は他の業界でも見られるが、それとは次元が異なるのではないか。多くの薬剤師は常識を備えているだろうし、紹介した事例は極端だとしても、需要と供給の偏りが薬剤師の増長を促しているのだとしたら問題だ。いずれ薬剤師不足は緩和する。将来は選別される側に立たされるという危機意識を持ち、認識を改めるべきだ。



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