ニプロは細胞医薬品の事業化に向けて、札幌医科大学と特許ライセンス契約を締結した。脳梗塞や脊髄損傷を対象に、患者の幹細胞を利用する純国産のオーダーメイド細胞医薬品の製造販売を目指す。2018年頃の実現を見込んでいる。
札幌医大が持つ「脳梗塞及び脊髄損傷の治療に用いる自己骨髄間葉系幹細胞」の特許について、同社が独占的通常実施権を取得した。患者の骨髄に含まれる間葉系幹細胞を体外で約1万倍に増殖させた後、静脈から点滴で投与するもので、損傷した脳神経や血管、中枢神経を間葉系幹細胞が修復し、神経症候や機能障害を改善すると期待されている。
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