受託臨床検査のエスアールエル(SRL)は、塩野義製薬との合弁会社で受託臨床検査を行うシオノギバイオメディカルラボラトリーズ(SBL、大阪府摂津市、社長小番久典氏)を今日29日付で完全子会社化した。8月1日に「エスアールエル関西」に社名変更する。完全子会社化は当初からの計画通りで、事業強化につなげたい考え。
みらかHDと塩野義が28日に開いたそれぞれの取締役会で決議したもの。SBLはもともとは塩野義の子会社だったが、02年4月にSRLが出資、51%を保有。社長もSRL出身者。06年3月期売上高は49億円。従業員は261人。
塩野義は「受託臨床検査の厳しい事業環境を考え、SRLでの位置づけを明確化した方がよいと判断した」としている。