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【薬局業務支援】SGS

2014年03月31日 (月)

スマホで処方箋「受付サービス」開始

 順番待ち予約サービス「EPARK(イーパーク)」は、飲食施設などの混雑状況を携帯、スマートフォン、PCを通してリアルタイムで確認、順番予約ができる「次世代型受付機」として好評だ。これを運営するSGSが2013年10月から薬局向けにも、スマートフォンを使った、待たずに薬を受け取れるサービス「処方便」を本格的に開始した。今年2月末時点で総合メディカルや阪神調剤薬局など既に850店舗と契約が成立している。今月末には1500店舗、14年度末には1万店舗へと同サービスの契約店舗の拡大を見込む。

 EPARKは全国の人気施設、飲食店や携帯ショップ、医院、旅行代理店など全国5000を超える店舗・施設に導入されており、会員数も770万人を超えている。SGSでは「薬局での待ち時間を有効に使いたい」「帰宅途中、自宅に近い薬局で薬を受け取りたい」など、多くの会員からの声に応えるため「処方便」を誕生させた。

 「処方便」利用の流れとしては、患者はスマートフォンで処方箋の写真を撮影し、EPARK導入薬局に送信するという簡単な操作で使用できる。薬局側では送られた処方箋画像を、案内用端末である「ipad」画面で確認(プリントは可能)し、薬の準備をする。準備ができた時点で患者にipad画面から「調剤完了」ボタンを押すことで、患者に「お薬の準備ができました」とメール連絡が入るWeb上の簡便な仕組み。

 もちろん、ipad画面上で受け取った処方箋画像が不鮮明、必要な医薬品が在庫不足の場合などは、直接患者へのメール連絡や問い合わせができるようにも作られている。患者が処方箋を送信する際、「ジェネリック医薬品希望」など予め薬局側から、調剤の準備をする上で必要な確認・質問事項(5項目までカスタマイズ可能)を求める機能が備わっている。添付できる処方箋は家族単位の利用を想定し、1回5枚まで可能。

 患者が薬局を検索し「マイショップ登録」することで、かかりつけ薬局として認識してもらうことにもつながる。また、マイショップ登録の会員(患者)に対し、薬局側から薬の効果や副作用、病気の予防法などの情報を配信できる機能もあり、患者とのコミュニケーションの充実増強にも有用なツールだ。

 今後、投薬後に医薬品情報をつけて返信することで、「マイページ内に電子お薬手帳を構築する仕組み」も今夏をメドに導入予定。スマホを持たない高齢者などのガラケー利用者には、「次回来局予定日のお知らせ機能」を持たせるなど、患者と薬局両者にとって、より利便性・付加価値の高いサービス開発に余念がない。

SGS
http://epark.jp/



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