グラクソ・スミスクラインは、定量噴霧式アレルギー性鼻炎治療剤「アラミスト点鼻液27・5μg56噴霧用」(一般名:フルチカゾンフランカルボン酸エステル)について、小児適応追加承認を取得した。
国内で増加傾向にありながらも、使用できる薬剤が限定されている小児アレルギー性鼻炎患者に対し、新たな治療選択肢を提供する。用法・用量は、通常1回各鼻腔に1噴霧を1日1回投与する。
また、「ヴォトリエント錠200mg」(一般名:パゾパニブ塩酸塩)について、根治切除不能又は転移性の腎細胞癌に対する適応追加承認を取得した。
進行性・転移性腎細胞癌を対象に、日本も参加した国際共同第III相試験では、主要評価項目の無増悪生存期間について、対照薬のスニチニブ群が9・5カ月に対し、ヴォトリエント群が8・4カ月と非劣性が認められた。未治療・サイトカイン治療で奏功しない患者を対象とした海外試験では、ヴォトリエント群はプラセボ群に比べ、有意なPFS延長が示されている。
用法・用量は、パゾパニブとして1日1回800gを食事の1時間以上前か食後2時間以降に経口投与する。国内では既に、悪性軟部腫瘍の適応で承認を取得済み。