ロシュ・ダイアグノスティックス=非小細胞肺癌組織から上皮成長因子受容体(EGFR)遺伝子変異陽性患者を特定する「コバスEGFR変異検出キット」を発売した。EGFR遺伝子変異の大部分を占める41種類の遺伝子変異を定性的に検出し、分子標的薬であるEGFRチロシンキナーゼ阻害薬による治療を補助して個別化医療に貢献する。
アレル特異的・リアルタイムPCR法により高感度に変異検出でき、ホルマリン固定パラフィン包理組織の脱パラフィンから結果判定までは8時間以内、測定時間は約1・5時間という。
適応する核酸増幅・検出装置は「コバス4800システムZ480」で、測定結果を自動判定する。