先進医療専門家会議は、4月に受け付けた5技術について審議したが、いずれも適応外使用や研究段階に見なされるとし、取り下げや差し戻しの措置をとることにした。
薬事法上の適応外使用と見なされ取り下げられてのは、▽腹腔鏡補助下肝切除術▽大腸癌多発肝転移を対象としたCircadian chronotherapy””の2技術。
研究段階とされたのは、▽不可逆的小腸不全に対する脳死小腸移植術▽回鋳造法を用いた歯冠補綴治療‐‐の2技術。また、「Real Time PCRを用いたEBウイルス感染症の迅速診断」は書類不備で差し戻された。
5月は、[1]腹腔鏡下直腸固定術[2]X線透視下での硬膜外自家血注入による髄液漏閉鎖術[3]遺伝子疾患の診療に付随して行われる遺伝カウンセリング””の3技術が受け付けられ、事前評価の上、次回会議で審議される。