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帝人ファーマは8日、喘息治療用吸入ステロイド剤「オルベスコ」(一般名:シクレソニド)を発売し。日本で初めての1日1回投与製剤。
シクレソニドが溶液となったエアゾール剤で、薬剤の粒子径が1・102・1nmと小さいため、肺内への到達率が高く高い有効性が得られる。また、口腔内への付着も少ないため、局所副作用の嗄声、口腔内カンジダ症などの軽減が期待されている。世界では既に44カ国で承認されている。
発売されたのは3規格で、薬価は50μgが1813・70円/缶、100μg2380・70円/缶、200μg2380・70円/缶。売り上げ見込みは初年度10億円、10年目のピーク時には86億円。
同社としては、気管支拡張剤「スピロペント」、気管支収縮抑制剤「アロトベント」、去痰剤「ムコソルバン」、在宅医療機器で「喘息テレメディスンシステム」も加え、総合的に喘息治療をカバーしていく。