社会保険診療報酬支払基金がまとめた、医療施設等におけるレセプト電算処理システムの普及状況は、今年4月現在で、病院41.1%、薬局は76.8%だった。いずれも前年を上回っており、着実な普及がみられている。
普及状況は、病院・診療所の医科全体では22.1%(1048万7000件)と、前年の15.0%から7ポイント増え、薬局は前年の66.1%から10ポイント以上増え、件数も1840万7000件となった。
地域別では、医科では九州が18.6%と低いほかは、各ブロックとも20%台で大きな差は見られない。薬局は東北・北海道が81.2%、関東・甲信越が80.7%と高いが、近畿が68.8%で70%に唯一達しなかった。