アンケート調査実施
高度な医学・科学的な知識を武器に、影響力の強い医師(KOL)向けに情報提供を行う「メディカル・サイエンス・リエゾン」(MSL)が、2年前の1社当たり11人から22人と倍増していることが、日本製薬医学会が行ったアンケート調査で明らかになった。一方、採用や育成、業務評価を含めたMSLの管理体制や社内各部署との連携体制、医師の認識不足など課題も山積しており、国内での浸透に向けて対策を強化する必要性が浮き彫りとなった。
MSLは、情報の高度化や、臨床研究のサポートなど利益相反の問題を背景に、営業本部から独立し、メディカル・アフェアーズ(MA)に在籍している場合が多い。従来は外資系企業を中心に導入されてきたが、その動きが内資系企業にも波及してきた。日本製薬医学会では、MSLの現況や今後の展望を探るため、2年前に続き、製薬企業18社(外資系企業12社、内資系企業6社)に調査を行った。
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