オカモトは、使い切りビデ「Clean Shower(クリーンシャワー)」の新ラインナップとして、「クリーンシャワー携帯用」(管理医療機器)を、今月から新発売した。同社では昨年12月、「女性」としての消費者「視点」でモノづくりを推進する、同社女性社員からなるプロジェクトチームを発足させ、その頭文字を取って「女視会」と命名した。今回の新製品「クリーンシャワー携帯用」は、この女性社員プロジェクト「女視会」による初の企画商品で、使う側の立場からの様々な工夫を取り入れている。
新製品の「クリーンシャワー携帯用」は、女性目線にプラスして、女性会員が多く所属するサイトなどでのアンケート調査も活用し、七つの特徴を持った商品として誕生した。
「ビデ」という名前を聞くと、外陰部を洗浄するトイレのビデ機能をイメージする人も多いが、この使い切りビデは女性の膣の内部を洗浄するもので、機能が全く異なる。膣の内部を洗浄することで、雑菌の栄養となる膣内のヒダにたまった生理の残留経血やオリモノなどの汚れを洗い流し、女性が本来持っている自浄作用を促す。
「クリーンシャワー携帯用」は、[1]コンパクトなマルチパック仕様なので携帯に便利[2]防水タイプなので海やプールにも持って行ける[3]女性の思考を取り入れたデザイン・カラーを採用[4]パッケージが処理袋として活用できるので省資源[5]初心者用として“若葉マーク風”デザインを採用[6]初心者にも分かりやすい説明書を同封[7]国内で採取した水を精製した洗浄液なので安全──の七つを特徴とする。税込み価格は、120mL(単回使用)で284円。初年度販売目標は5000万円としている。
「使い切りビデ」は、最近では震災後の避難生活など、水が制約された緊急の場面でも、女性がデリケートゾーンを清潔に保つことができるため、避難グッズとしても注目されてきているという。
しかし、認知度はまだまだ浅いことから、同社では「使い切りビデとは何か?」「どんな時に使用するモノなのか?」「使用方法は?」といった基本的な製品説明を掲載したユーザーガイドを作成し、店頭で配布することによって、さらなる認知の拡大を図っていく。インターネット上(http://www.okamoto-bidet.com/)でも、同様の情報を閲覧することができる。