東京大学医学部附属病院は24日から、外来受付や待合スペースを中心に、パソコンがあれば、無線でインターネットができる公衆無線LANサービスを導入した。病院に来る人たちに対するサービス向上策の一環として、ネット接続ができるエリアを拡大したもので、外来受付や待合スペースを中心としたエリアにアクセスポイントが設けられた。
導入された公衆無線LANサービスは、ソフトバンクテレコム(旧日本テレコム)が提供する「BBモバイルポイント」。アクセスするには、インターネットサービスプロバイダと契約するか、院内の好仁会売店、東京大学生協、ファミリーマートでスクラッチカードを購入する必要がある。
東大病院によると、無線LANシステムは、病棟で診療用ネットワークとして導入してきた実績があるが、患者のペースメーカーや院内の医療機器へ影響を及ぼしたケースはなく、ペースメーカーへの悪影響も電波を受信する端末を密着しなければ、基本的に影響を及ぼさないことことが確認されている。