◆階段で転倒して頭部を切ってしまった知人が、近くの“調剤薬局”を訪れた時の話をしてくれた。薬局に入り奥で調剤業務をしていた薬剤師に、傷の状況や大きさを説明し、何か止血できるようなものは置いていないかと聞くと、「ありません」と一言。“処方箋を持っていないのなら用はない”とでも言いたげな対応をされたという
◆薬局の近くのコンビニエンスストアでは、店員が頭部の傷を見るなり心配して絆創膏などを探してくれたがなかったため、衛生材料が置いてありそうな近隣のドラッグストアを紹介してくれた
◆2006年の医療法改正で「医療提供施設」に位置づけられた保険薬局には、薬物療法の安全を守るだけでなく、地域住民の身近な健康アドバイザーとしての役割も期待されるようになったことを忘れないでもらいたい
◆薬局は、病院やクリニックの近隣に開設することが多く、よくパチンコ屋と景品交換所の関係に例えられるが、単に「薬を渡す場所」に終始していては、景品交換所と何ら変わりがないことにならないか。
“処方箋を持っていないのなら用はない”
2013年05月10日 (金)
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