医薬工業協議会の調査によると、希望すればジェネリック(GE)薬に変更できることを知っている人が67.1%に上った。また、GE薬のより詳細な説明については、4割が医師から、3割が薬剤師から聞きたいとの意見が多数を占めた。
調査は、大阪で行われた日本医学会に来場した一般の人を対象に行われたもので、2497人が回答した。回答者は30050代が全体の約6割となっている。
それによると、GE薬を知っている人は84.6%で、48.2%がテレビ、21.6%が新聞・雑誌で知ったと回答した。病院・薬局は17.3%だった。
GE薬を使いたいという人は94.6%に上り、GE薬に変更できることを知っている人は67.1%だった。
GE薬の情報をどこから聞きたいかを尋ねたところ、40.1%が医師から、30.3%が薬剤師からと医療従事者への期待が高かった。行政機関からは20.8%だった。GE薬への変更が広く知られてきていることから、今後の普及には医療従事者の説明が重要であることが示唆される結果となった。