昨年下半期を集計報告
日本医療機能評価機構はこのほど、昨年7~12月までの薬局ヒヤリ・ハット事例をまとめた集計報告を公表した。報告件数は3259件で、特に疑義照会関連が11年年報の7・4%から約2倍増の13・2%となった。また、昨年4月の診療報酬改定でスタートした一般名処方関連が6件と、新たな傾向が見られた。
12年下半期に報告されたヒヤリ・ハット事例は、調剤関連が2824件(86・7%)、疑義照会関連が430件(13・2%)等となった。そのうち疑義照会関連は、昨年年報の7・4%に比べて約2倍増となった。疑義があると判断した理由については、「処方箋と薬局で管理している情報で判断」が57・2%と増加し、薬歴や患者へのインタビュー情報等も活用して処方箋の誤り等を質す傾向がさらに高まった。同機構は「ヒヤリ・ハット事例に質的な変化が出ている」と分析した。
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