日本イーライリリーのアルフォンゾ・ズルエッタ社長は13日に会見し、前年比10%増の1757億円となった2012年業績について、「4年前に比べると売上が2倍になった」と成果を強調した。今年は、主力の抗精神病薬「ジプレキサ」や、新製品の骨粗鬆症治療薬「フォルテオ」、抗うつ薬「サインバルタ」などの成長に向け、「オンラインを活用した情報提供を強化する」意向を示した。
同社の12年業績は、薬価引き下げの影響を吸収し、二桁成長を達成した。後発品参入の影響を受けた抗癌剤ジェムザールが34%減の132億円、市場拡大再算定を受けたアリムタが3%減の358億円と落ち込んだが、ジプレキサが8%増の549億円、フォルテオが約2・3倍増の282億円、サインバルタが32%増の136億円と成長の牽引役となった。四件の追加承認を取得し、国内売上ランクも15位まで上昇した。
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